TOEIC500点勉強法 リスニングPart1攻略法①
TOEIC®L&Rテストのスコア500点を突破したい。でも、なかなか500点の壁を越えられない・・・。TOEIC®のスコアアップには誰しも悩むもの。そんな悩みを解決するため、ここではPART1のリスニング問題の対策・勉強法のアドバイスをご紹介します。
効率的にスコアアップするためにも、日頃の文法、単語、リスニングなどの勉強と共に、ぜひ参考にしてみてください。
1.PART1の特徴を知ろう
攻略するためにはまず問題についてきちんと把握しておく必要があります。
PART1の出題形式は、「写真描写問題」。人物や風景など様々な写真を見て、その写真の内容を正しく描写した文章を聞き取り、4つの選択肢の中から選ぶ問題です。
PART1は比較的易しい問題が多いので最も手が付けやすいのですが、全問正解するのは簡単なことではありません。人物がメインの写真よりも、物がメインになる写真の方が、より難易度の高い傾向にあり、全6問の内、前半は易しい問題が多いのですが、後半になると難しい表現が増えてくるためです。
スコアアップのためには、日常的に使われるさまざまな単語や表現を知っておくことが大切です。また、発音の似た単語や、勘違いしやすい表現などもしっかりおさえておく必要があります。試験時間が2時間も続く長丁場なので、集中力を保つためにも、英文の中に一部でも写真と異なる描写があった場合にはすぐに消去するといいでしょう。
2.PART1のポイントは?
PARTを攻略するためのポイントは、「一部の文法と表現力」です。
リスニングなのに!と思われるかもしれませんが、似通った文法と表現が出てくるため、きちんと違いを理解していないと正しい答えを選択することが難しいことも。
例えば、現在完了形と現在進行形の違いについて例を挙げてみます。
レストランでステーキを注文し、ウェイトレスがステーキを持ってきてくれたとします。その際の、以下の2つの文章の違いは何か分かりますか?
1、Steak have been served.
2、Steak are being served.
1は、ウェイトレスが「お待たせいたしました。ステーキをご注文のお客様」と、テーブルにステーキを乗せて、そのまま置かれた状態を意味しています。serveされたのは過去で、そのserveされたままの状態が続いているのが「have been served」という現在完了形です。
2の場合は、ウェイトレスが「お待たせいたしました。ステーキをご注文のお客様と、今この瞬間にステーキをテーブルに乗せているという場面を意味しています。これが、「be being served」という現在進行形の受動態です。
今度は表現の違いについて、例を挙げてみます。
1、A woman is putting on a coat.
2、A woman is wearing a coat.
1の putting onは、身に着けていない状態から身に着けるという動作を表します。つまり、coatを着ていない状態から、腕を袖に通してcoatを着ようとする動作がputting on a coatです。ひっかけ問題として頻出されるので注意しておきましょう。
2のwearingは、すでに身に着けている状態を表します。すでにコートを着ている人は、wearing a coatと言えます。
このように、PART1では、「一部の文法と表現力」がポイントになります。