なぜTOEIC600点が必要なのか? ~就活から内定・配属まで~

こちらの記事では現役大学生の就活とTOEIC600点取得のメリットについて分かりやすくおつたえします。

就活・就職の準備を始めようとする大学生の皆さん、

どの程度のTOEICのスコアを取得していれば就活に有利なの?

志望する業界または企業で求められる英語力はどの程度なの?

など、就活を有利に進めるTOEICのスコアと必要な英語力に疑問を持たれている方もいると思います。

最低限必要なTOEICスコア、企業が求める英語力などを紹介します。

□TOEIC600点を取得すると就活で有利!

就活におけるTOEICスコア600点取得の大きなメリットは以下の2点となります。

  • スコア600点から履歴書・エントリーシートに記載できる
  • 大手企業の人事採用者の多くは「600点」を1つの採用基準としている。

就活を有利に進めていくためには、面接官にアピールできる経験や実績、そして資格が重要です。企業や職種によってアピールできる経験や実績は異なりますが、グローバル化の時代、言語の垣根を越えて活躍できる人材は必要とされます。特に英語は世界の共通語でもあるので、英語の実力が分かるTOEICのスコアは重要視されます。

□大学生のTOEICの平均点は?

TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)によると、2019年にTOEICを受験した日本全国の大学生の平均点は、574点でした。(リスニング315点、リーディング259点)

就活で最低限必要なTOEICスコアは、この平均点に近い600点だといわれています。600点以上取得していれば、平均以上の英語力があることを証明できます。これからTOEICのスコアを取得しようと考えている、あるいは、400点、500点台のスコアを取得しているのであれば、就活に向けて600点を目指しましょう。

□大学生の英語力は学年を追うごとに二極化しやすい?

大学生全体の平均点は574点ですが、学年別の平均点は異なります。大学2年生だけの平均点は438点(リスニング250点・リーディング189点)で、大学全体よりも136点低いという結果が出ています。

1年生の時は英語が必修科目となっている場合が多く、英語の勉強に身が入りやすい環境ですが、2年生以降は専門分野の授業も増えてきて、英語の必修科目もなくなるので、英語の勉強に取り組む機会が減ることで、平均点が低いのではないかと考えられます。

3年生、4年生になると、更に就活の為にTOEICの勉強に取り組む人とそうでない人に分かれるので、二極化しやすい傾向が見られます。

□就活で履歴書・エントリーシートに書けるのはTOEIC 600点から!

就活の際に自身の英語力をアピールするために、履歴書・エントリーシートにTOEICスコアを記載すると良いでしょう。企業が就職希望者の英語力を測るテストをするには、時間もコストもかかるので、英語力を証明するためには、TOEICや英検のような資格で判断します。特にTOEICはビジネス英語に特化した資格なので、就活や就職後の仕事に役立ちます。

日本でTOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の、「英語活用実態調査2019」によると、新卒採用時にTOEICスコアを「要件としている」、「参考としている」、「新たに要件・参考とする可能性がある」場合を合わせると、55.4%の企業が判断材料にしているという結果が出ています。また、入社後も、配属先や昇進、昇格などTOEICスコアを判断材料としている企業もあり、係長から役員まで一定の管理職に就くために、3~4割の企業がTOEICのスコアを参考にしています。

TOEICスコアは就活、そして入社後の働き方を有利に進めるために役立つので、600点より低いスコアを履歴書・エントリーシートに記載してしまうと、自ら英語力がないと伝えるようなものなので、逆効果になります。国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の「2019年度新入社員 TOEIC L&R 最新データ」によると、新入社員の平均スコアは488点で、内定者は547点という結果が出ています。履歴書・エントリーシートに書ける最低限の600点であっても、平均点より上なので、十分英語力をアピールすることができます。

□TOEIC 600点レベルの英語力を評価してくれる業界・企業とは?

600点でも多くの企業で就活に役立ちますが、業種によっては、700点以上のスコアを求められることもあります。航空会社や観光業界、商社やメーカーなど、仕事の舞台がグローバルで、海外の顧客も相手にする仕事であれば、高い英語力が求められます。

新入社員の平均スコアが400点台、500点台の業種も多くあるので、志望する企業によっては600点の英語力が評価されます。

国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の「2019年度新入社員 TOEIC L&R 最新データ」によると、新入社員の平均スコア400点台の業種は、「水産・農林」、「建設」、「食品」、「日鉄金属」、「機械」、「電機」、「車両」、「精密機器」、「その他製造」、「小売業」、「運輸」、「サービス」が挙げられています。

また、平均スコア500点台の業種は、「繊維・紙」、「化学」、「石油」、「薬品」、「窯業」、「鉄鋼」、「造船」、「商社」、「金融」、「証券・保険」、「不動産」、「電気・ガス」、「政府機関」、「民間団体」が挙げられています。

多くの業種の新入社員が600点以下の平均スコアですが、具体的にどの企業が採用時にTOEICスコアを参考にし、どの程度のスコアを求めているかをまとめました。

【600点以上を求める企業】
・日本アイ・ビー・エム株式会社
・エイヴィエルジャパン株式会社
・日産トレーデイングジャパン株式会社
・日本オラクル株式会社
・第一実業株式会社
・出光興産
・ニトリホールディングス
・日立製作所
・アサヒビール
・NEC
・オリックス
・キャノン
・スリーエムジャパン
・フィリップス・ジャパン
・横浜ゴム
・王子製紙
・三井物産
・住友商事
・大成建設
・大正製薬
・大和ハウス工業
・第一生命保険
・日本IBM
・日本オラクル
・日本ビクター
・日本航空
・羽田空港サービス
・川崎重工業株式会社
・パナソニック株式会社
・株式会社サンリオコーポレーション
・日立製作所

□就活準備のためにTOEIC600点を取ろう!

採用時には、TOEICのスコアだけで評価されるわけではありませんが、600点以上のスコアを持っていれば履歴書に記載することで就活に有利に働きます。英語力を上げるためにもまだTOEICのスコアを取得していない、取得しているスコアが600点以下という方は、TOEIC 対策を行って、600点以上目指してみてください。

就活を控えた大学生の皆さん、就活に有利なTOEICのスコアや、志望する企業が求めるレベルを明確にして、就活・就職の準備を進めていきましょう。

TOEICスコアを取得しておけばインターンシップ対策、業界研究、面接対策などに力を入れることができます。


 自身のキャリアの可能性を広げていきましょう。

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