TOEIC®スコアが伸びない理由は?実体験から学ぶスコアアップ3つのポイント

「TOEIC®のスコアアップをしたいけど、点数が伸びない」

「一生懸命勉強しているのに、スコアが上がらない」

「問題集も解いて、勉強時間を確保しているのにスコアアップがなかなかできない」

「何が悪いのか、解決策はないのか、色々と考えてはいるものの難しい‥…」

このような悩みを抱えていませんか? しかし、スコアアップできない原因と勉強法を見直すことで、短期間で目標点数以上の結果を出した方もいます。実体験と勉強のポイントについてその方にインタビューをしてきました。


スコアアップできない原因を探る!

今回インタビューに答えて下さったのは、会社員のRさん。大学編入試験の際にTOEIC®のスコアが必要で、独学で勉強をしていたのですがなかなかスコアアップできず、目標点数に達することができませんでした。編入試験の後は就職するまでTOEIC®の勉強からは遠ざかっていました。就職後、海外転勤の準備のためにTOEIC®のスコアが700点以上必要でまた勉強を始めたのですが、やはり行き詰る部分が出てきたそうです。

Q:リスニングでは、どの部分で行き詰りましたか?

A:パート3と4の勉強にはやはり多くの時間をかけました。パート2がテンポ良く一つひとつの受け答えを聞くのに対し、パート3は会話になるので切り替えが大事。最初から最後まで集中力を保たないといけないので、会話をしている場所や状況を表す単語を聞き取れるようになるまでが難しかったです。

特にパート4は、1人が話す内容から情報を整理しながら聞いて選択肢を選ばなければいけないので、リスニングの中で一番時間をかけて勉強したパートでした。独学では、量をこなすのが大変でした。単調な問題文を聞いていると、途中で眠くなってしまったり、繰り返し聞くことが嫌になり、問題を雑にこなしていました。

Q:行き詰った原因は何でしょうか? また、リスニングの難しい点は何ですか?

A:とにかく量をこなそうとして、理解できていない問題も深く掘り下げずに次の問題にすぐ移ってしまっていたことです。リスニングは、知らない単語は全く聞き取れないという点が大変だと思います。TOEIC®はビジネスシーンでの会話が多いので、知っている単語であっても使い方が違ったり、色々な意味を持っていたりする言葉があるので勘違いしやすいです。

以前にもリスニングは短期で点数が伸びた経験があったので、テストの数日前からたくさん聞いてその時だけ英語を耳に慣らしていました。テストが終わればすぐに聞き取れなくなっていたので、習慣としてリスニング能力の向上に繋げられていませんでした。やはり日常的に英語を聞き続けることが一番重要だと思います。

Q:リーディングでは、どの部分で行き詰りましたか?

A:私はパート5が一番苦手で、まず基本的な英文法が理解できていませんでした。毎回、復習がてら中学校で習うレベルの文法から勉強しなおしていたのですが、すでに理解できている箇所が多く、無駄な勉強に時間を費やしていました。現在の自分のレベルにあった勉強法が分かっていませんでした
読解力はそれほど問題にならなかったので、パート6や7はパターンを覚えれば解けないわけではありませんでした。ですが、時間配分がいつも上手くできずに、テストではリーディングを解いている時に時間が足りず、パート7の残り数問を満足に解けないでいました。

Q:行き詰った原因は何でしょうか? また、リーディングの難しい点は何ですか?

A:パート5は、問題数がとにかくたくさんあるので、頭に入っていればすらすら解けるパートです。特に力を入れようとしましたが基礎ができていない分、時間をかけて勉強しました。リーディングは文法と単語、読解力が必要ですが、問題の解き方に慣れるところが難しいと思います。ひっかけ問題で間違えたり、重要な単語だけ分かればすぐ解ける問題に時間を浪費してしまうので、問題のパターンに慣れないうちは難しさが先に来ると思います。

Q:独学でどのような勉強をしていましたか?

A:独学では、まず質よりも量をこなすことを重要だと思い、単語帳を買って丸暗記していました。一度にたくさんの単語を頭に詰め込むので、すぐに思い出せなくなってしまい、結局途中で単語帳を開くのをやめていました。文法は中学校で習う基本の文法を勉強し、テストの1か月前くらいから過去問題をひたすら解くようにしていました。付け焼刃での勉強をしていて、少しは点数がアップしても、飛躍的に伸びたり、次回につながるような勉強は出来ていなかったと思います。テストで目標点数を決め、受験申請をした時は勉強のやる気が出てくるのですが、それも長続きせずにだらだらと過ごしてしまい、テストの数日前に詰め込む、という事が今まで何回もありました。

量をこなすより質を重視したスコアアップの勉強法!

スコアアップで悩んでいたRさん。しかし、勉強法を見直すことで、480点から710点にスコアアップできました。その解決策とは何だったのでしょうか。

Q:独学からどのように勉強方法を変更しましたか?

A:アイザックの「TOEIC®600点突破 短期集中5日間講座」を受講したのですが、そこでは量をこなすよりも質を重要視した勉強法を学びました。学生時代とは違い、仕事をしながらの勉強なので効率を重視し、短期でのコースという部分に魅力を感じて受講することにしました。
教材では、テストで頻出するピンポイントの文法、単語を勉強できたので、押さえるべき部分をしっかり勉強することができ、効率よくスコアアップにつながりました。600点という目標点数の中で「全パート7割以上の正解だと600点を突破できる」ということを前提に勉強するので、自分の苦手な部分よりも、得意分野を伸ばすことでスコアアップができたので勉強が苦になりませんでした。
講師から習ったもので「受験の裏技」の中で「分からない問題は捨てる」というポイントがあり、これはテストを受ける上でとても精神的に楽になりました。
教材の中で単語帳は、約200個の単語と語句が例文付きで出ており、電車移動やすきま時間に繰り返し覚えておくことで、聞き取りや読解に活用できました。

Q:リスニングパートがスコアアップした勉強のポイントは何ですか?

A:授業では、同じ問題文を聞き続け、まず内容の理解、一つひとつの単語と慣用句、接続詞を聞き取れるようになるまで聞く練習をしました。シャドーイングといって文を見ずに、そらで言えるようになるまで何度も聞き返すことによって、完全にその文章を理解することでした。聞くだけでなく、声に出してみることで自分がその単語や文章を理解しているのかが分かるので、問題文を何度もなぞって口に慣らしていったことは良かったです。

リスニングは、聞けば聞くほど伸びることは今までの経験で実感していたので、とにかくいつでも流しておいて耳に英語を慣れさせることも大事だと教わり、実践しました。朝、会社に行く前の数10分間や、通勤時間など、すきま時間を利用して常に聞いていると、勉強する時間だけでなく日常に英語が染みついてくるので、自然と耳が慣れていきました。

パート3、4では、実際に受講して、クラスメイトがいる緊張感のある雰囲気で問題を解き続けたことで、時間を重要視するようになりました。問題と問題の間の少しの時間を活用して目ですばやく設問を読んだり、単語を拾ってあらかじめどの話をするのか予測したり、頭の回転を速くする練習ができました。自己学習の時も、問題を解くときはテープを流し、本番と同じタイミングで問題が解けるようにしていました。一度解いた問題 文は、また繰り返し何度も覚えるまで聞いていました。

Q:リーディングパートがスコアアップした勉強のポイントは何ですか?

A:リーディングでは特に、「適切な時間管理」が重要だと教わりました。実際テストの時に一つひとつの問題に対して深く考える時間はないので、一つのパートにこれくらいの時間配分で臨む、ということをあらかじめ決めておくと、やりやすかったです。パート5では、語彙と文法の知識が問われるので、問題のパターンをまず学び、頻出する単語などを習うことで確実に解答できる問題を増やしていけました。パート6と7の勉強法は、解く手順として指示文で何を聞きたいのかを把握し、内容を速読するよう心掛けました。長文の最初から最後まで読んでいると時間が足りないので、必要な箇所に目を通し、問題が解けるように練習しました。

苦手としていた文法の勉強は、「TOEIC®TEST 英文法 出るとこだけ!」という教材を使い、テストに出てくる文法だけを学び、反復練習することで時間を無駄にせずに効率の良い勉強ができました。

Q:アイザックに5日間通って感じたことは何ですか?

A:5日間という短期での研修だと、自分の休日を削ってやっているということで、勉強に励まないともったいないという思いが働いてモチベーションは上がりました。午前中から夕方までみっちり学習するので、復習する内容も多く、一週間があっという間に過ぎていった気がします。

あと、意外と他の受講生の存在が学習に大きく影響しました。リーディングでは5~10問の問題を解いてから先生の解説があったのですが、答え合わせを全員でするので、誰がどこをどう間違ったのかをみんなに知られるので、凡ミスなどの間違いを少しでも減らそうと努力しようとしました。

独学では分からないまま放っておいて質の良い勉強ができていなかったのが、自分が分からない、難しいと思った部分はすぐ講師に質問できたのも良かったです。特にリスニングでは、英語を声に出して練習するときに間違った発音でやりがちなところも、しっかり講師になおしてもらいながらできたのもプラスになりました。


スコアアップのための3つのポイント!

最後に、Rさんのお話から、スコアアップのためのポイントを3つに絞って紹介します。

1.本番さながらの気持ち、時間で解く!

TOEIC®の本番のテストで焦らないよう、問題集や過去問を解く時は、テストを受ける緊張感を持って、本番と同じ時間内で解くことを意識しましょう。

2.必要な部分だけを効率よく勉強する!

自分の苦手な部分よりも、得意分野を伸ばす勉強法でスコアアップを目指しましょう。苦手分野を克服しようとそればかりに集中するとやる気も集中力も削がれてしまいます。

3.分からない、解けない問題は捨てること!

本番のテストでの目標点数を決め、何問解けばその点数になると計算して臨みましょう。分からない、解けない問題に時間をかけていては目標に到達できないので、無理な問題は迷いなく捨てることも効率よくスコアアップするポイントです。


皆さんはいくつ当てはまる内容があったでしょうか?

Rさんの克服経験が、皆さんの助けになれば幸いです。

TOEIC®スコアアップをお急ぎの方は、ぜひアイザックの無料体験レッスンにもお越しください。

皆さんの目標スコア到達を応援しています!

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